introduction

Last Updating:2004-05-11

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このサイトは、セカンドカーとしてマツダロードスターを買ったことを機会に作成しました。

家族構成は妻1人、子1人で、もう一台の車はVW VENT GLi(AT)です。

VW VENT(フォルクスワーゲン ヴェント)は、VW Golf3(俗に言うA3)の姉妹車で、3ボックスのセダンです。
もともと非常にバランスが取れていた足回りをさらに変更した結果、リヤシートでゴロゴロ転がる妻や子供や子供のおもちゃがなければ、結構なハイペースで気持ちよく走れます。(バケットシートの必要性を感じるのですが、ノーマルのシートも気に入っているので迷うところです。)

ところで、私はこの突出して派手な性能は持ち合わせていない、どちらかというと普通のファミリーカーによって、車に対しての価値観を変えられました。われわれ日本人が日本車を評価するときの価値観(正確に言うと日本のモーター・ジャーナリズム)が、いかに偏ったものかを考えさせられました。
例えば端的に言うと、車の良さは思想や志しであり、バランスであるということです。だから、「DOHCの方がSOHCやOHVよりも良い」とか、「ダブルウィッシュボーンやマルチリンクがストラットやセミトレやトーションビームより良い」とか、「280PS/rpm出す3Lエンジンは90PS/rpmしか出ない1.3Lエンジンより良い」などと短絡的に考えたりしなくなりました。まあ、その前に乗っていたCR-X delsol 1.6Lを通して、公道での性能向上に対してある意味での限界を感じ始めていたこともあります。(ちなみに、モーター・ジャーナリストにひどくバッシングされたかわいそうな CR-X delsol は、たとえトランストップ仕様でも、NA6のユーノス・ロードスターより確実に速かったのでした。)

いずれにせよ、この頃のVW Golfは安全性を含めて誠実さにあふれており、これからも大事に乗りたいと思っています。(5人乗りなので、ロードスターよりも後に手放すことになりそうです。)


さて、 わたしがロードスターを買うことになったいきさつをお話するためには、12年前に廃車にしてしまったカローラ バンにさかのぼる必要があります。

その車は、私が最初に乗った車でした。 12年前に既に8年ものでしたから、1980年頃の生まれです。3代目カローラ(TE30)のほぼ最終年式にあたります。TE30は1974年発売ですから、今から25年以上前の設計の車に旧車と思わず乗っていたことになります。今になって調べてみると、タコメーターが無いためにヘボヘボのエンジンだと思っていた1400ccエンジンは、初代セリカから譲り受けた1407cc・OHV・クロスフロー半球型燃焼室のT-U型で排ガス対策済みのため78psではないかと考えられます。車重は資料をあたるとカローラ1400ハイデラックスで880kgなので、ほぼ900kg以下だと思います。車幅は1570mm程度でロードスターよりも10cm狭くなります、ただし室内幅は1335mm程度とロードスターと同程度です。前のサスペンションはマクファーソン式ストラットで後ろはリーフスプリング、4輪ドラムブレーキ、4速MT、重ステです。エアコンは付いていました。

続く、、、


それはそうと、、、なぜこのサイトが出来、なぜRoadsterを一時降りてもまだこのサイトを続けているのかという話も、書いておきたいと思います。

私がロードスター購入を真剣に考え出したのは、1999年の秋でした。そこで、早速WebでNBロードスターの情報を探しました。しかし、その頃NBロードスターはまだ、NAロードスター乗りの人から見ると魅力のない車に見えることが多かったようで、NAロードスターのサイトが沢山あってもNBの話はほとんどありませんでした。もちろんその頃は2ch.netもアングラで、Yahoo!掲示板も、マツダのWebMembers掲示板も、オートビレッジもありませんでした。結局NBロードスターをメインで扱っているサイトは、両手でも十分数え上げられる数しか見つかりませんでした。しかし、数は少なくても、非常にありがたいものでした(このサイトのリンク集は基本的に先頭の方が最初の頃で、最後の方が新しく知ったサイトになり、XMLバージョンのソースを見るとIDが順に付いています)。
約半年後、NBロードスターを手に入れた私は、これからNBロードスターに乗る人のために何かしたいと思い、このサイトを立ち上げました(いわゆるペイフォワード?)。リンク集を精力的に、そして少し強引なほどに充実させていったのも、まずユーザー間の交流を支援して、NBに関する情報流通のパイプを太くしたいという考えからでした。この考えは、専用サーチエンジン、はてなアンテナなどにつながっていきました。なぜNB専門サイトなのかという理由はもう一つあります。それは、管理者がNAロードスターを所有したことがないからです。出来ることを長く継続するというのが、このサイトの目標です。
ところで、このサイトを開設した当初のURLはhttp://www.roadster.alice.ne.jpでした。途中で、example.jpのようにneやcoの付かない汎用JPドメインがスタートしたわけですが、そのときroadster.jpのドメイン名をマツダは登録しませんでした。tribute.jpはマツダが商標権を行使して2001年3月26日 に、RX-7.jp、RX-8.jp、トリビュート.jp、ロードスター.jpもマツダが2001年5月1日に取得していますので、(推測ですが、、、)英語綴りの商標権がないことを判断基準に、誰もができる事前の抽選登録さえ行わなかったようです(まさか当時の担当者が忘れていた???)。ドメイン登録の動きがマツダに全く見られないのを確認した私は、2001年5月7日にroadster.jpのドメインを取得し、運用することにしました。このドメインは年間約3500円の維持費がかかるのですが、サイトを長く続けるために、一時期サイトの維持費を広告でまかなおうという試みも行いました。しかし、全く収益は出ませんでした。このサイトがちゃんと機能しているから、広告をクリックする暇さえ与えないのだと、少し自信がつきました。
United NB Roadster WebRing*は、そうして運営していた掲示板で2000年8月に企画提案されました(cieroさん)。
NB掲示板のフリーマーケットは、安心して取引できる場の提供を目的に、Yahoo!オークション有料化の時期(2002年4月)に開設されました。2004年の今でも、数日に1回程度のペースで登録があります。
2002年8月には、転勤で関東に引越して完全に電車通勤となったので、2年と4ヶ月乗ってきたロードスターを神戸市北区の実家に譲りました。しかし、このサイトは閉鎖しませんでした。当時既に十分な量のサイトも出来てきていました。また、コミュニティーも色々なところで根付き、NBロードスターの情報も雑誌いらずと思えるほど簡単に手に入るようになっていました。しかし、サイトの閉鎖により半ば公共の資源ともいえるような情報が消えていったのを、今までに何度も目の当たりにしてきた経験から、できる限りこのまま続けていこうと思い、今に至っています。
このサイトは、NBユーザーを中心とした皆さんに支えられることで、当初の目的をわずかながらでも達成してきました。この掲示板の過去ログを見ていただくとわかりますが、車への愛情と理解、そして人間としての愛情と理解、両方を豊かに持ち合わせたNBロードスターコミュニティーの素晴らしさは、なかなか簡単に形づくれるようなものではないと思います。


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